派遣OL 40代! 10年目にして想う

なしくずしに10年が経ってしまった派遣OLのあれこれ。派遣という働き方

シェアード(オフィス)という流行・派遣OLの働く会社や企業について

 

皆さんはシェアードという
言葉を聞いたことがありますか?

 

ここ2・3年で存在感を増している
ビジネス関連の用語
流行中なのですが
知ってます?
私は知りませんでしたよ?

 

ただビジネスマンや経営者
株取引などに詳しい方には
常識みたいです。

 

そして私の語彙にはなかったのですが
自分が知らない内に働いていたので
知ることになったのでした;

どんなウッカリなのか!?

 

ということでシェアードについて
まとめてみました。

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シェアードとは何か

 

例えば、このパスタをシェアしよ?
とか
この情報を皆さんとシェアします!
と言うユーチューバーとか。


多用されている「シェア
って言葉がありますよね。

 
シェアードオフィスとか
ビジネスシェアードとかも
ほぼ同じ意味でした!
(嬉々として報告!)

 

では何をシェアするのか。

 

一言で表すと
主に管理業務と呼ばれるものです。

 

企業や会社における管理系の業務、
つまり総務や経理、財務、人事など。


これを内部でやるのではなく
皆でシェアしよう!
というのがシェアードと呼ばれるもの
だったんです。

 

シェアード会社は、それをする会社のこと。
管理業務だけを専門に
複数社分を並列的に請け負う会社のこと。


シェアードサービスは、
提供業務のことだったり
会社のことを指したりもします。

 

使い方としては
会社員が取引先との雑談で
「うちの会社は、総務をシェアードに出してるんですよ」
とか。


就活生が仲間や親せきなどに
「こんどシェアード会社を受けてみようと思って・・・」
とか言うのかと思います。

 

シェアをするのは誰と誰?そのパターン

 

基本的にどういう始まりをしたのか
わかりませんが、
シェアードをする会社には
2つのパターンがある、と私は思っています。

 

その1、大企業がグループ企業の管理機能を束ねたい


大部分のシェアードはこっちです。


複数の関連会社や子会社を持つ
企業があったとします。

 

その会社に1つずつ経理部やら人事部やら
総務部やらがあると
めちゃくちゃコストがかかります。
人も場所も会社ごとに必要!

これをまとめることによって
業務のダウンサイズを図れるのでは?
というのが狙いです。

 

だから誰と誰がシェアするのか
という問いへの答えは
関連会社と関連会社がシェアをする
になります。

 

そして実際に、業務は効率化され
人員もコストもカットでき
情報も集中するので
経営者との連携も強化されるという
良いことずくめの結果に。

 

なので
そこまで大企業ではなくても
5社くらいのグループであれば
もはやシェアードの波に乗ろう!
という風潮になっています。

 

その2、例外!中小企業が自社で賄えない業務を委託

 

このパターンは本当にごく少数
かなぁと思います。

原因は経営者の心理的抵抗かと。
管理業務を外に出すことが
怖いのではないでしょうか。
(憶測かも・・・;)


あとは利益衝突ですよね。
同業他社が業務を出している会社には
出せないですしね。

 

それでもあるにはありますよ。
具体例としては
古くは化粧品会社の広報部とか
会計事務所に丸投げしてる経理とかも
その一部です。

 

もうこうなって来ると
業務委託との垣根はかぎりなく
あいまいに;

 

っていうかシェアード会社は
企業との間で
業務委託契約を結んでから
業務を行なっているので、
ほぼイコールですけどね。

 

シェアードオフィスはどこにある?

 

主にオフィスの場所についてですが
普通の会社っぽくない場合もあります。


その1、ひとかたまり型

まずは普通の会社とほぼ同じ形で
とにかく皆集合!と
一か所のオフィスで、
シェアード業務の全てを賄うタイプ。


都市型オフィスか田舎型オフィスか
その会社の考え方によって違いますが
とにかく大きな場を構えて
その場にいる全員が
その業務だけに従事するって感じです。

 

ある意味、専門職集団の拠点ですよね。

 

また都市型オフィスは
本社の近くにある場合が多いです。
本社のビルのワンフロアを専有
みたいな場合もあります。


そして田舎型オフィスは、何でそこ?
みたいな縁もゆかりもよくわからない
オフィス賃料の安い地方に設置されている
ということが多いみたい。
・・・経験則ですけどね。

 

その2、分散して各社常駐型

会社としては存在しているのに
明確な本社の存在がなく
親会社や関連企業に分散しているパターン
があります。

 

元々あった人事部や総務部、経理部を
名前だけ変えて、人員を減らした
という成り立ちをしている場合が多いです。

 

おエライさん同士は頻繁に連絡を取り合いますが
社員同士はオフィスが違うと
めったに顔を合わせない・・・
という感じになりがち。

 

むしろ名刺の表示は違うけど
常駐している会社の社員
という意識でいます。

 

その3、ハイブリッド型

 

企業も大きくなると
まとめたオフィスだけでは
なんともならなくなり
結局、人を各会社に分散させて
常駐させ始めます。

 

部署の発展形として、
その2のパターンがあるのですが
ハイブリッド型は
むしろ、その1の発展形として
存在しはじめるようです。

 

まとめ・シェアードの行きつく先

 

今後シェアードは
もっと増えるだろうなー。
というのが私の感想です。

 

一昔前は、
「どこそここの会社の○○部です」
みたいだった派遣の求人
大きな会社の子会社で
「グループの業務を一手に担っています」
みたいな雰囲気の求人を
チラホラ見かけるようになりました。

 

あ、ところで
私がシェアードを知った経緯ですが
一つ前の会社がそうだったのです。


大会社の子会社ですが親会社の中にあります。
とか言われて、へーと思って就労していて
辞めるタイミングで
職歴書を見直したら
派遣会社の人に「シェアード会社勤務
って書かれていて
何ですか?と聞いた
という顛末。

そんな枠組み?用語?は知らずに
何年も働いていました。

 

明確な言葉として
認識してはいなかったけど
なるほどねー、という感じ。

 

そして話は戻りますが
総務やら経理やら人事やらの
シェアードサービス今後について。


最終的には今のお客様センターのような感じで
AIRPA人間とが
渾然一体となって働くのかなぁって
個人的には思います。

 

もうそうなっている会社もあると思いますが
(アマゾンのお客様窓口や広告審査とかそうですよね?)
外部からはどの業務を人間がやって
どの部分を人でない物がやっているか
分からないようになりそうです。

 

一般社員の目からも隠されて
経営者だけがのぞける
ブラックボックス
って感じになるのでしょうか・・・。

 

派遣OLの未来の同僚はAI !?
・・・どうだろう。

 

ひららん♪