派遣OL 40代! 10年目にして想う

なしくずしに10年が経ってしまった派遣OLのあれこれ。派遣という働き方

シングルマザー応援したいって皆ホントは思ってる!?

 

どーも。

下記の記事を読んで

泣きそうになっている派遣OLです。

 

misoyorishioha.hatenablog.com」

 

今週のお題は「応援」だよ?

みんなも

シングルマザー応援したいって

思うに違いない!

 

 

ということで

以下アナウンスとお願いの記事です。

・・・長くなりました; 

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アナウンス・未就学児のシングルマザーの困難

 

この未就学児のシングルマザーについては

上記引用させていただいた方の記事に

詳しく書いてありますが

主に3つの問題で困難を感じます。

 

1.社会的基盤

 

社会や情報から隔絶し、

孤独になりやすいということがあります。

 

未就学ということは

子供がいると地域や周りに認識され難く

働いていない場合は

どこのコミュニティにも属していない

という状態に陥りがちです。

 

2.経済的基盤

 

夫と離婚し、養育費の踏み倒しなど

経済的にも援助が望めない場合

経済的な基盤が揺らぎます。

 

良く知らない人は

「行政から、たんまりもらえるんだろ?」

などと言いますが、まったく違います。

児童扶養手当を満額もらうと

子供が1人の場合は1ヶ月4万円強です。

2人だと1万円強を加算、5万円強です。

 

そして所得制限があるので

働いていたら一部支給となります。

計算式が複雑すぎるので

ガクンと減るとだけ言っておきます。

 

もし働いていなかったら・・・?

他の補助と会わせても10数万円くらいかな。

貯金を切り崩さざるを得ない状況です。

 

3.保育の問題

 

まずは保育園に入れないと、働けない。

シングルマザーは優先といえども

自転車で20分かかるところとか・・・

駅まで遠いとか・・・

体力や時間への配慮はありません。

保育料はもちろんかかります。

 

そして求職期間に入れるかどうか

自治体により

仕事先が決まらないと預かってもらえない

預かってもらうところが決まらないと

仕事が決まらない

という魔のループが存在します。

 

保育園に行きだしても

そこで受けるウィルスの洗礼。

熱があると即帰宅!

職場への呼び出しが来ます。

何度も何度も職場を早退して

職場では居づらくなります。

 

アナウンス・小学生や中学生をもつシングルマザーの困難

 

1.小学生では

俗に言う「小学校1年生の壁」

というのがあります。

共働き夫婦にも共通の悩みです。

 

これはイキナリ7歳の子供が

鍵っ子として生きるということを

意味します。

 

学童?ありますよ。

18時で終わりです。

帰宅?防犯ベルをつけて一人で帰りますよ。

暗い家で親が帰ってくるまで待ちます。

(教えても最初は電気やエアコンを付けられない;

 玄関内で靴のままうずくまって寝ていた子の話とか

 暖房と冷房を間違えて震えて待っていた子とか

 たくさんの実例を見聞きし体験しました;)

 

子供の安全も心配ですが

物理的な決まり事として

学童も学校も遅刻も早退も

親が引き取りに行かないといけないのです。

相変わらず職場で呼び出され、早退。

白い目で見られます。

 

そしてPTAやら部活動やら

お金も労力もかかる活動がスタート。

これに参加しないってことは

地域コミュニティから弾き出されるってこと。

 

2.中学生では

また中学生になると塾や受験の問題が

主に金銭の問題として降りかかります。

私は都内ですが、

中学3年生の年間の塾費用を算出したら

一番安い塾で諸費用こみで

年間60万円でしたからね。

 

そして高校受験、

私立は受験料でさえ1・2万円で

入学金や授業料は・・・。

都立一択になります。

 

あと普通に思春期の問題を

母ひとりで受け止めますから。

 

外野なんてない・子供は社会が育てるもの・・・と思う

 

なんだか大変そーだねー

という善意の方々へ。

ちょっとだけ、お願いです。

 

まずは現状を知ってください。

そして一歩、そこから踏み込んで

「ここが問題だと思う!」

というポイントを意識してください。

 

社会の雰囲気や仕組みは

当事者が変えるしかないので

皆が自分も当事者だと

少しだけ思ってほしいのです。

 

そしてちょっとだけ

少子化が問題ならば

   子育てしている人を応援しよう!」

って思ってほしい。

 

っていうか、思ってるでしょ?ホントは。

これを読んでる人は

皆やさしい人なので、きっと思ってるはず。

なので

あとは具体的な問題を意識してみませんか?

 

応援したい人が、できることって何?

 

では応援したいと思ってくれた方たちが

できることって何だろう?

ということへの

私なりの解をお願いに代えて。

 

まずは最初の一歩。

じつは大げさなことは必要ありません。

あなたの手が届く範囲で

やさしくなってみてください。

 

例えば職場で。

早退するワーキングマザーや

シングルマザーに

大丈夫だよ、と言ってあげてください。

それが無理なら、

あたたかな雰囲気を作ってあげてください。

 

例えばPTAで。

はじき出すのではなく

声をかけてあげてください。

情報もあげてください。

 

例えば市議選や区議選、補欠選挙など。

統一地方選だけでなく色んな選挙。

きちんと選んで投票してみてください。

候補が言っていることは

結構すぐに生活レベルで実現化されます。

 

そして、さらに飲みの席。

セクハラができそうな雰囲気をつくらない

と強く決心してください。

 

脱線しますが

セクハラとシングルマザーの困難とは

違っているようで

じつは密接に関係があります。

 

社会的弱者には何をしてもいい

と潜在意識で思ってしまう

残念で野蛮な男性が存在する

場合があるからです。

 

総じて、

ちょっとだけ意識をかえる、

それが大事な行動だと思います。

 

私に今できること

 

では私にできることは何でしょうか。

 

まずは自身がシングルマザーとして

しっかりと生きていく、

ただ生きて行く、

ということが大事ですよね。

 

この文頭にリンクを頂いた方も

記事の中で少し書いていましたが

シングルマザーとしてでも何でも

ヘラヘラ生きる

これが最強かつ最善の道だと思います。

 

ここまで真面目に書いてきて何ですが

じつは真面目すぎないって大事!

 

追い詰められないってことだから。

 

私は強く、しなやかに、泥臭く

笑って子育てをしていこうと思います。

 

それに加えて

できるとするならば

後進の方にせめてもの何かを

とも考えます。

 

できることは本当に少ないのですが

ひとつだけ最近の私の手柄?を

ご披露させてください。

 

それは給食費にまつわること。

まず前提として

うちの自治体は給食費の無償化を

対象世帯に行ってくれています。

そして我が家はその制度を受けています。

(感謝しています)

 

ところが学校の給食室が工事で数週間閉鎖、

家庭でお弁当を作り

児童各自が持参することになりました。

その間の補助やフォローは、ゼロ。

 

金銭面でも労力面でも疲弊したため

役所に窮状を訴えました。

(穏やかめに、ご相談しました)

 

当初、前例がない、と言われましたが

数ヶ月後、最終的には

その間の給食費同等額を助成していただく

という形になりました!

 

額は3000円余でしたが

これは今後、この自治体で

給食室を工事する際に

給食費補助の世帯がいた場合

同様の助成をする、との決定でした。

 

前例になりましたよ!

文書での決定通知を頂きましたよ!

 

これは手柄?かどうかわかりませんが

でも後に続く方たちへ残せたものです。

 

あと自治体のご担当者様が

きちんと時間をとって私の話を聞き取り

自治体内での会議などの必要プロセスを経て

時間と手間をかけて話をまとめて

制度化してくださった

ということが大きかったと思っています。

 

あの心ある公務員の方に

(そんな人もいるんですねぇ)

心からの感謝を。

 

きっと皆、本当は

シングルマザーを応援したいって思ってる!

私はそう信じています。

 

あー熱く、そして長くなった・・・

リンクを頂いたシングルマザーの方に

たくさんの幸せと

皆様のやさしさが降り注ぎますように。

 

ひららん♪