派遣OL 40代! 10年目にして想う

なしくずしに10年が経ってしまった派遣OLのあれこれ。派遣という働き方

下駄と草履の話・ガラにもなくインナーチャイルド的な事柄

 

どーも。

母であり子供でもある派遣OLです。

 

シングルマザーの私ですが

私にだって

「かわいい、かわいい」

と言ってくれる親がいます

ありがたいことに

両親とも健在です。

 

親にとっては

3歳でも40歳でも

同じように

可愛い♪と見えるらしく

今も大切にしてもらっています。

 

あ、でも誰も

口に出しては言いませんよ?

トラディショナルな日本人ですから。

愛情は感じ取るもの

みたいな。

 

そんな問題なさげな我々の

むしろ幸せそうな親子関係の

何がどうなって

インナーチャイルドの話になるのか

という顛末!をどーぞ。

 

 

今日は長めなので

飛ばし読み推奨です! 

 

親と子の関係、子供は40過ぎても子供

 

まずは私を溺愛する

ウチの親についてですが

結構、個性的で面白い両親です。

 

今では物心両面で支えてくれる

ありがたい素敵な存在

 

いつまでも

子供扱いして~

と思う反面

それはそれで

嬉しいとも思います。

 

しかし、かつて

我々の間には

ものすごい確執がありました。

 

それはそれは

ものすご~い確執です。 

 

20歳になった瞬間に

家を出て自活を始めたくらいの

心の離れっぷりで

一時期連絡をとってない時期も

ありました。

 

それが

私が結婚したあたりから

チラホラ関わるようになって

子供が産まれた頃から

比較的平和になってきて

離婚したあたりで

キチンと和解しました。

 

今では

ただの孫に甘いジジとババで

私にも甘い父と母となっています。

 

では何故

すごーい確執があったのか・・・。

 

それを書き連ねると

エライことになるので

割愛しますが

確執に至るまでの

象徴的な話をひとつ

ご披露したいと思います。

 

下駄と草履の話をしてくれた母と祖母

 

私は共働き家庭の一人っ子

として育ったので

昼は祖母に面倒を見てもらっていました。

 

小さい頃は

母が父より少し早く帰ってくると

私と母と祖母

3人で色んな話をしたものです。

 

その時の話を

ご披露させてください。

「下駄と草履を片方ずつ履いた少年」

の話(民話?)です。

 

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むかし昔あるところに

孝行息子がいました

ある日その孝行息子が

学校に行こうとすると

さんが「今日は下駄を履いていきなさい

と言いました。

しかしおさんは「草履を履いていきなさい

と言いました。

その子はどうしたでしょうか。

下駄と草履を片方ずつ履いて行ったのです。

学校ではそんな少年を周りを笑いましたが

孝行息子は満足でした。

めでたしめでたし!?

 

という話です。

どう?

 

皆さんこの話をどう思いますか?

ツッコミどころは

たくさんあると思いますが・・・。

 

ウチの祖母と母は

話が終わった後に

私を見ながら異口同音に

「花ちゃんはやさしいから

 きっとこの子と同じように

 するんだろうね~」

絶対そうするんだろうね~」

と言いました。

 

という

私が5・6歳くらいの頃の

エピソードです。

 

私、泣いてもいいんだよ?

 

あのですね、

この民話?を聞いて

そして上記の祖母と母の発言を聞いた上で

何とも思わない方

あと「下駄と草履では歩きにくそう」

とか思う方、

あなた方はものすご~く健全かつ

精神的に健康で素敵な人です。

 

そして、そう思わなかった方

トラウマを持つかもしれない人で

私の仲間かもしれません。

(違っていたらごめんなさい;)

 

というのも上記のエピソードには

実は何重にも

いろんな暗示や善意の呪いや

束縛や共依存などの

罠が張り巡らされているからです。

 

心理学や精神医学を

私は学んだことはないので

ウッカリ間違っているかもしれませんが

上記のエピソードは

子供をコントロールしよう

自分たちの思い通りにしよう

としている場面と取ることができます。

 

母も祖母も悪気はない

というのは分かりますが

自覚もなく

私に先ほどの話をしました。

 

そして

これを書くきっかけでもありますが

最近、確かめたら

母がこの話を

まったく覚えていなかったので

びっくりしたのですよー。

(この民話自体を忘れてた;)

 

当時の5・6歳の私ちゃん

そしてインナーチャイルドちゃん

泣いてもいいんだよ?

 

長じて・・・今から20年以上前のカウンセリングで

 

今はなんだか

ふてぶてしい大人ですが

私がまだ繊細だった頃の

20代の初頭。

 

精神科医

カウンセリングを受けた時

上記の「下駄と草履の話」を

何かの拍子に話したのですよ。

 

精神科医

「なるほど象徴的なエピソードですね」

という反応をしました。

 

その上で下記のような

会話を交わしました。

 

精神科医はメモの手を止めて

「あなたはどう答えた

 記憶していますか?」

と聞いてきました。

私はきっと

何度も頷いたように思います。

 

「なるほど、肯定したんですね。

 では、あなたは、どう

 答えたら良かったと思いますか」

・・・えっと・・・

裸足で行く!と言えば良かった

と思います。

 

「そうですか、なるほどなるほど」

えっと

先生は、どう答えたら良かった

思いますか?

 

「ボクは

 下駄でも草履でも

 好きな物を履いて行く

 その時に履きたい物を履いて行く

 と答えたら良かったと思います

 あなたのためには」

 

はーなるほどぉ・・・

わかったような、わからないような

・・・ありがとうございました。

 

と私は席を立ったように思います。

 

まとめ・今はどう答えるのか

 

そのカウンセリングには

1年半くらい通いました。

 

あの時は

腑に落ちなかったのですが

今にして

なるほどと思います。

 

あれは依存と自立の話

というだけではなく

私が完全に過去から自由になる

というところまで導こうとする

精神科医の意思表明

だったのかもしれません。

 

いずれにしても

感謝と共にある

今となっては遠い記憶です。

 

そして

私のインナーチャイルドちゃんは

今は鼻歌なんぞ歌いながら

結構ご機嫌な感じ

くらいまでになりました。

多分。

 

そして今だったら

私はなんと答えたかな~と。

 

きっと

素敵な靴を買ってくれたら

それを履いていくよ!

と言うでしょうね。

 ルブタン♪みたいな。

 

・・・ずいぶん

遠くに来たものです。

 

でも、悪くない成長と

時間の経過ですよね!?

 

ひららん♪