派遣OL 40代! 10年目にして想う

なしくずしに10年が経ってしまった派遣OLのあれこれ。派遣という働き方

いいですか?派遣は、派遣会社の社員ではない!のですよ?

 

どーも。

何度でも言いたいことがある派遣OLです。

 

タイトルのままですが

誤解されていることが多い!

ので過去にも言ったけれど

もう一度いいますね。

 

派遣社員は派遣会社の社員ではない!

んですよ?

 

 

今日は、まじめに

ガッツリ語りたい!

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・・・誰?

 

社員のようで社員でない!その実態は!?

 

じつは

派遣事務員の多くは

派遣会社に登録しているだけ、です。

 

登録型派遣といいます。

 

事務員も

工場などの作業員も

おしなべて

派遣と呼ばれる人間には

この登録型が多い

と覚えておいてください。

 

なので普通の社員さんが

普通でしょ、と思うことの

ほとんどが保証されていません。

 

ボーナスはおろか

退職金なんてモチロンないですよ?

 

会社にとっては

調整用労働力なので

いつでも切れる

辞めさせることができる人員

ですからね。

 

じゃあ派遣会社が保証すれば?

と考えると思うのですが

そうはうまくはいかないのですよ。

 

労働者派遣法

というのがあって

なんだか上手にそのあたりを

拡大解釈しつつ

利ざやを得ているのが派遣会社です。

 

しかも派遣協会みたいなものがあって

大きな派遣会社を中心に

談合、共謀、話し合って

全体的に足並みをそろえたり

関係省庁と交渉したりしています。

 

・・・結論、

何ともならないのです。

 

具体的には?登録型派遣とはなんなの?

 

そして

具体的な派遣のシステム

こーんな ↓ 感じ。

 

登録しておいて

仕事があると紹介されて

仕事が決まると

そこで初めて期間限定の

雇用契約が結ばれます。

 

仕事がなくなると

雇用契約がなくなって

また仕事があると・・・

 

そんな永遠のループを

たゆたう存在、

それが登録型の派遣です。

 

雇用契約は最長3ヶ月!

 

長期や1年以上

などという求人であっても

実態は3ヶ月刻みの

契約更新制がとられています。

 

 

私について言えば

現在の職場

まる2年。

 

最初から長期を希望していて

今の職場も「できるだけ長く勤めてくれる人」

という条件を出しているにも関わらず

3か月刻みです。

 

何度も言いますが

3か月刻みの契約がスタンダード

なんです。

 

なので私は

現在の職場限定で言っても

ここに至るまでに

契約更新を7回ほどしている

ということになります。

 

 

そして

もし契約が更新されないと

即、失業!

 

つまり契約更新の回数分の

失業の恐れがあったということ。

 

毎回、ドキドキします。

 

もし契約が終了して

失業が確定したなら

次の仕事を早急に

見つけて決める必要が出てくるからです。

 

派遣会社が必ずしも

次を保証してくれる訳ではない

というのがミソ。

 

紹介はしてくれますが

決まるまで責任をもってくれる訳ではなく

決まらなければ無給どころか

単に「登録している人」という扱いです。

 

だから非正規なんだってば

 

きっと社員さんが「派遣さん

と言う場合

ぼんやりと派遣会社から来てる人

という認識だと思います。

 

だからでしょうね。

本当によく聞かれることがあります。

それは、これ。

 

「え?ボーナスないの?

 

はい!

ボーナスはないです!

 

信じられないかもしれませんが

長期的な仕事の保証や

ボーナスの支給、住宅手当などもありません。

 

有給は

契約が半年を超えてからしか発生せず

それ以前に休むと無給です。

 

この2020年の4月までは

交通費も0円でした。

今はいただけています!

 

もっと言うと

失業保険を受けるのにも一苦労

 

失業後1か月以降からでないと

失業と認められません。

 

だって非正規雇用だから

仕事がない状態が3週間くらいある

なんて普通・・・でしょ?

 

と制度が私たちに言っているのです。

 

じゃあ…派遣って誰に雇われてるの?

 

じつは私たち派遣社員は、

派遣先企業に

派遣会社を通じて

期間限定、時給で雇われています。

 

例えば、あなたの会社が

派遣会社と契約をしたとします。

すると、その瞬間

派遣と派遣会社との雇用関係ができ

派遣スタッフがやってくる

という仕組みです。

 

言わば車のリースみたいな。

(極論ですよ?)

 

逆に言えば企業が

その派遣さんを雇いやめた瞬間に

派遣社員と派遣会社の雇用関係も

解消される・・・

そんな存在です。

 

派遣先企業ー派遣会社ー派遣社員

 

という図式になっている

と考えると理解しやすいかと思います。

 

この「-」の部分が

1か所でも切れると

すべての契約が解除される

と考えてください。

 

仕事がないところには

雇用がないのです。

 

あとくされがない

という点では

派遣社員にとっても

嫌な会社からは去りやすい

というメリットがあるのですが

そのメリットを生かすと

派遣さんは、すぐ辞めるよね」

みたいな誤解を生んだりします。

 

実際にすぐに辞めることもありますが

ミスマッチの場合は

早めに去るのがお互いのため

である場合も多いのです。 

 

だからこそ

契約満了で1ヶ月

もしくは3か月で去る

という派遣もいます。

(初月はお試しで1ヶ月契約

 ということも多いです)

 

私は、あまり自分都合では

契約終了しない方ですが

それでも1度や2度は

最短で失礼させていただいたことがあります。

 

やっぱり合う合わないはあります。

 

じゃあ派遣会社に社員っていないの?

 

じゃあ派遣会社には

社員がいないってことなの?

と思うかもしれません。 

 

いえいえ、います。

 

じつは派遣会社の社員とは

営業さんを始めとした

スーツの方々です。

 

っていうか

それが全てです。

 

あとはすべて自社雇用の派遣か

業務委託となっています。

 

派遣スタッフをアレンジする人も

給与計算をする人も

サポートセンターで電話に出る人も

正規雇用者たちなんですよ💦

 

まとめ

 

どうでしょう?

お気づきでしょうか?

 

私はずっと綱渡り

3か月刻み生活を続けているのです。

それが10年!

 

自分でも

おおー!と思います。

 

でも、なんとか

その日暮らしを積み上げて

ここまで来ました。

 

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始終、グラつく暮らしの基盤

 

そしての、ご報告です。

 

今回の契約は9月末まで

だったのですが

10月からのことを

このように

早めに継続の意思表示していたところ

 

このほど、

無事に12月までの就労が決定しました!

 

よかった、よかった。 

 

まずは少し

心が落ち着きました。

 

しばらくは

不安定の中の安定ですね。

 

ひららん ♪